時給単価は高いが雇用期間は限られている

様々な理由で時給が高くなっている

期間工の仕事は、時給単価が高いのが大きな魅力です。具体的な金額は工場によって異なりますが、時給が1000円を下回るところは少ないです。場合によっては、時給が1500円から2000円程度という、とても高い設定になっている工場もあります。なぜそのように時給が高いのかというと、期間工は自動車に関する仕事が多いからです。日本を代表する自動車産業で、大きな利益を生み出せる自動車会社だからこそ、高い給与を支払えるわけです。

そして、期間工は、工場と直接契約を結ぶ形が多いです。そのため、人材派遣会社などに支払われるマージン分が、働く人の収入になり、時給が高くなっているパターンもあります。また、大勢の人から避けられやすい工場の仕事で、効率的に人材を確保するためというのも、時給が高く設定されている理由のひとつです。

2年11ヶ月までしか働けない

期間工として働く場合、工場と有期雇用契約という契約を結ぶことになります。ただ、有期雇用契約の場合、2年11ヶ月までしか契約できません。これは法律で決まっていることで、期間工として2年11ヶ月働いた後、正社員にならないのであれば、その工場との契約は打ち切られてしまいます。そのため、同じ工場で3年以上、期間工として働くのは不可能です。期間工を続ける場合、他の求人を探す必要があります。また、どの工場であっても、必ず2年11ヶ月働けるとは限りません。期間工は、3ヶ月や半年などの契約を更新する形で働きます。よって、工場の都合で、更新されないことも十分ありえます。場合によっては、半年や1年の期限付きで働くことになるかもしれません。